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…それはね？








バカ猫様2号が、狩猟本能むき出しにして捕まえて…殺してるから。

実は1号のメイのほうは、私が実家にいた頃、Gを見かけてキャーキャー騒いでたのを見てた子なんだけども、どうやらその時にGは捕まえるものじゃないと認識したらしく絶対に捕まえようとはしない。
ついでに言えば、まだ首の周りにカラーを付けてるから、余計だと思う。
そんなわけで、メイではなくココアが、Gを殺してくれてたよ。



うん、昨日の朝の話。
私は現場を見ていない。見たのは相方。そして、片したのも相方…。


仕事の関係で私が起きる時間よりも早くに起きて、家を出る相方。
相方が玄関に行くと、何やら足元に黒い塊があったらしい。
それはココアに弄ばれて、息も絶え絶え外へ出ようと必死に足掻いた（かもしれない）Gの姿。
けれど、外へと出るのに後少しというところで息絶えてしまったらしい。
そして、ココアは動かないおもちゃに感心はなく、あっさりとその場を去った模様。
その後、そのGのご遺体を待ってました！と言わんばかりに、ハイエナ達が漁り始める。
…ええ、ハイエナです。
ちんまい、黒い、なぜか甘いものが大好物というイメージを持たれてる蟻。
そんな場面を相方が見つけちゃったらしいという……。
ああ、迷惑。

玄関脇に蟻の巣があるみたいで、よく蟻を見かけるんだけど、
時々中に入ってきて（住居不法侵入だ！と訴えてやりたい）
色々漁ってる。だから、このときもGを体よく見つけたのがいたらしく
迷うことなくその場で解体して巣に運ぶ算段をしてたに違いない。
迷惑だからやめなさいっての。
ともかく。
そんな感じにGはココアに見つかったそばから、どうやらあっさりと
殺されていたようで…私が知る限り、Gを見たのはほんの数回。
この家に住むようになって、もう10年以上は経つのにね。
ココアが我が家にやってきたのは、比較的住み始めてすぐだったから
なんというか…ココア様様？
Gは嫌いだし、ココアにも触ってほしくない。
けども、私が退治できない。大体対峙できないってーの！
（あ、誤変換ではなくシャレでもなく、本当の話）

この家にGがいないのは（実際にはいてもおかしくないんだけど）
ココアが迷うことなく瞬殺に近い状態で殺してるからなんだと理解したよ。
うん、ココア。ありがとう。
そして、すんごいあなたの前足を洗いたい！！

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さてさて。
バカ猫様2号と呼ばれるようになったのは、まぁざっくり言えば。
実家の黒猫ルゥが頭のいい猫だったのが原因だった。
ルゥの後に育てることとなったバカ猫様1号メイは、ルゥよりも頭はよろしくなかった。
でも、ルゥを見て育ったせいか、それなりに知恵はまわるところがあった。
そして、2号のココア。
うん、純粋に性格のいい猫ではある。それが素直に出た結果、バカ猫としか言えなくなった。
つまり、メイよりも更に頭が悪い猫だったというオチ。
まぁ、でもそれが性格の良さを本当に際立たせることにもなるのだけれど。
で、そのココア。現在卯月との関係もあるのか、私にベッタリと甘えたがる傾向。
卯月が生まれる前は、相方にも甘えていた気がするんだけどなぁ。
今は、相方が近くを通るだけでもちょっと避けてることがあるし。
朝ご飯は相方が担当だから、相方からもらうべく相方に起きてと訴えればいいのに
私のほうに来たりするしね。私は妊娠してから早く起きられなくなったこともあり
余計相方に訴えるべきなのになぁ。
ともかく、甘える相手は私だけになってしまったらしい……。
一緒の布団で眠るのは当然のこと、卯月が意識のない状況下なら、
迷わず私を独り占めしたがるという。
だから今も私の膝の上にいて、私はPC作業を強いられてたりね。

そんな感じで、ココアは現在私にベッタリなんだけど、これで二人目が生まれたら…
どうなるんだろうか。かなり不安だなぁ……。

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